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基本的なお茶の淹れ方:蓋杯編

蓋杯でお茶を煎れ、茶杯に移して飲むとお茶の素性が素直に出るので、テイスティングなどもこの方法で行ったりしますが、ここでは一人で簡単に飲むための煎れ方をご説明します。

  1. 暖めた蓋杯に茶葉を煎れる。一般的な100ccの蓋杯では1〜2g程度の茶葉で十分でしょう。
  2. 器の縁に沿って静かに、素早くお湯を入れる。
  3. 蓋で水面をなでるように、絡まった茶葉を優しく均等に散らす。
  4. 茶葉が広がり、大方沈んだら飲み頃。蓋を開けて水色を見ながら濃さを見てもよいでしょう。茶葉が口に入らないように蓋を少しずらして飲むか、蓋を外して浮いた茶葉を向こうに吹いて飲む。

お湯を足す場合は杯の1/3程度お茶が残っているくらいで足してください。茶杯に分けて飲む場合は茶葉が出ないように蓋を少しずらし、親指と中指で杯を持ち、人差し指で蓋を押さえて茶杯に注ぎます。茶杯にそそいで飲む場合は若干茶葉を多目に入れたほうがよいようです。

 

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