海抜 2600m以上の大禹嶺は烏龍茶が作られる限界の聖地であり、高山烏龍茶の王者として位置づけられています。しかし、 2015年末以降台湾政府の山林管理局は大規模な土地を茶園から回収したため、高い所で作られる大禹嶺はほぼ消えてしまいました。少し標高は下がりますが、この茶葉はほんの僅かに残っている茶木から採られた貴重な一品です。標高が高いほど茶木は根を深く、広く、延ばし、茶葉も肉厚になりますが、柔らかく若々しいです。テロワールと「山頭気」は王者のように雄々しく。茶の湯の香りも、甘みは深呼吸をしたように奥まで届き、登山の後のような軽さとリラックス。まさに天と地が一体になる究極のハーモニーです。